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工期が短い工法 

自宅をリフォームするときはひとつの箇所のみをする場合と、全体的にやってしまいたい場合の2パターンがあると思いますが、玄関のリフォームはそこだけをリフォームしたい場合でも全体的にリフォームしたい場合でも手をかけることが多いです。
なぜなら玄関は家の一番見えるところにありますし、毎日出たり入ったりを繰り返す場所なので、ただスムーズな出入りができるだけでなく、綺麗な外観を保っておきたいと考える人がほとんどだからです。
ほかの部分はとてもキレイな家なのに玄関だけほころびが目立っていれば、それだけでその家の外観は大きく損なわれてしまいますし、来客があったときにも最初に目にする部分ですから定期的にリフォームするところが多いのです。

今、玄関のリフォームをするときにはできるだけ工期を短くする工夫をしているところがほとんどで、その代表的な工法が「カバー工法」と呼ばれるやり方です。
従来の玄関リフォームは、はじめに玄関周囲の外壁や内装を壊してから、今ある玄関を部品ごと撤去し、新しい玄関を取り付けて壊れた外壁などを補修するという流れで行われていました。
この工程で進めて行くのはサイズや玄関ドアの場所など、すべてをゼロからはじめるときにはいいかもしれませんが、一般的な玄関リフォームに採用すると工期も長くなってしまいますし何よりコストが高くなります。
一方カバー工法は今ある玄関ドアを取り外し、今ある玄関ドアのサイズに合った新しい枠でカバーしてから新しい玄関ドアを取り付けます。
これなら既存の玄関ドアをうまく活用しつつ、短い工期でリフォームできるので施工する側も依頼している側も楽なのです。
カバー工法によるリフォームはだいたい1日で終わりますので、たとえば来客の予定がない日にやってしまうこともできます。

カバー工法による玄関リフォームのメリット・デメリットを簡単にまとめると、メリットは1日で工事が終わること、外壁や内装の工事をする必要がないこと、これまでの玄関リフォームに比べてコストダウンできること、ランマ付や親子ドアなどの場合はドアの高さや広さをある程度調整できることにあります。
逆にデメリットは今ある玄関よりもおよそ5センチ程度有効開口が狭くなってしまう点と下枠に5ミリ程度の段差ができてしまう点です。
しかしこの2つのデメリットはそれほど大きな問題にはなりませんし、メリットに比べれば本当に小さなことなので、従来の方法のリフォームをするよりもカバー工法を選択する人がほとんどです。

またもうひとつ言えば、玄関ドアを丸ごと変えて行うリフォームは施工する側にも技量が必要で、あまり上手くない人がやると玄関ドアに不具合が生じやすくなったりします。
しかしカバー工法はもともと使われている外枠をそのまま使いますので、それほどの技術を必要とするわけではなく比較的簡単にできます。
つまりトラブルが起こりにくいということなので、その点も大きなメリットと言えるのではないでしょうか?

ほかにもまだまだカバー工法のメリットはあって、工事中に関することで言えば作業はほぼネジを使って止めていくのがメインになりますから、作業中の騒音をほとんど出しませんしホコリをまき散らすこともないので近所へ気を遣うことも少なくなります。
さらに今ある玄関ドアよりもグレードアップさせることも可能で、老朽化への対策だけでなく冷気や結露、騒音の対策もできるのです。
新たに断熱材を使用することもできるなど、断熱・気密・水密・防音のすべての面でリフォームすることができますから、従来の玄関ドアよりも満足度の高いものを仕上げられるはずです。
そして単純に見た目が新しくなるわけですから、外観も非常に良くなり気持ちよく出入りができるところもメリットでしょう。
カラーやデザインを変えることも可能なので、これまでのものとはまた違ったものに変更すれば気分も一新することができると思います。

それでは気になるカバー工法によるリフォーム価格ですが、これはどの程度のリフォームをするかによって相場に違いがあります。
単純な玄関ドアの入れ替えだけであれば機器代金が18万円程度、工事費用が7万円程度でおよそ25万円でできますし、これにプラスしてたとえば玄関用下駄箱の設置を新たにするとなるとトータル50万円程度はかかります。
また、金属製の網戸を設置するなど簡単なリフォームであれば3万円から10万円程度でできますので、だいたい10万円から50万円程度あれば満足できる玄関リフォームができるのではないでしょうか?

ただし必ずしもすべての業者がこの価格に当てはまるわけではありませんから、必ずリフォームをするときには申し込みをする前にいくつかの業者と話をしてほしいですし、実際に見積もりを出してもらって比較すると一番良いところが見つけられると思います。
最近ではインターネットで簡単に情報収集できますのでまずはそこからやってみましょう。

玄関リフォームの豆知識 | 06月25日更新